合格実績
大学
自治医大医学部、慶應大薬科学科、北里大獣医学科、東京理科大先進工学部、防衛大理工学専攻、電気通信大 他
高校
県立浦和高校、川越東高校理数、川越女子高校、大宮開成高校、東京都立産業技術高専 他
科目
大学受験
- 物理、数学、化学
高校受験
- 数学、理科
講師
- 餅田 渓(東京工業大学大学院修士課程修了)
所在地
- 埼玉県さいたま市
事務所のみ
指導内容
入試は発明ができるかどうかの試験ではありません。合格に必要な問題は問題の通りにやれば解けるようになっています。
解き方を覚えることは必要ですが、それだけで解けないのには理由があります。
1. 上手くやろうとするから
問題集の模範解答や他塾の解説などのようには一直線に解けません。模範解答はそれが正解であることの最短の説明であり、問題を解くために考えたことの全てではないからです。模範解答は答が分かっている状態で推敲して作られた一方、我々は何も分かっていない状態で答えなければなりません。
(例えば株価の過去の推移を見て「ここで買ってここで売れば儲かった」と言うのは簡単です。しかし実際に売買するとしたらそんなに上手くできるでしょうか。)
分かるから解けるのではなく色々やってみるから解けるのです。自力で解くには模範解答の2倍、3倍、もしかすると10倍考える必要があります。
2. 計算を嫌がるから
皆さんは計算を嫌がります。いい方向に進んでいるのに計算が大変そうだからといって止まってしまうことがよくあります。計算すればいいではありませんか。数値計算は小学生でもできますし、文字式の計算の多くは中学生ならできます。
正解を出すには最後は計算力です。自力で解くと模範解答のようには上手くできないので少し難しい計算に出会いますが計算すれば解けることが多いです。最短の解き方ばかりでは計算の負荷が軽すぎて計算力はつきません。
問題によっては複数の方法で解き、発想と計算の練習をします。
他には、図をある程度正確に描いたり紙面を無駄なく有効に使ったりすると解けます。
3. 文字や図形、文章などが見えているようで見えていないから
これは正確さに関係します。経験的に我々の視覚的な認知力や判断力は我々が思っているほど優れていません。工夫しなければ見落とし、見間違い、記憶ミス、判断ミスが多発します。得点は解き方がどうこうよりも正確さの限界で制限されてしまいます。
正確さのポイントは
- XXXミス
- XXミス
- XXミス
- XXXXXXXミス
- 視線
日常生活レベルより高い正確さが必要です。例えば100回の判断と計算で1問が解けるとして、1回の判断と計算の成功率を90%, 99%, … とすると1問を正しく解ける確率は
\begin{align*} &0.9^{100} \fallingdotseq 0.003\% \\ &0.99^{100} \fallingdotseq 37\% \\ &0.999^{100} \fallingdotseq 90\% \\ &0.9999^{100} \fallingdotseq 99\% \end{align*}
以上のような技術を含めて学習できているでしょうか。
手間と時間をかけて授業を準備します。私の授業では私が解いたものを見せたりスキャンして送ります。模範解答などと異なり試行錯誤の跡や回り道は直さずにそのままにしてあります。何をどれだけの精度で作業すれば見えてくるのか、先が読めない中でどうすれば見えてくるのかが分かると思います。
生徒が解いた宿題は1文字に至るまで細かく見ます。これはちょっとしたことの一つ一つが正確さや解ける確率を決めるからです。
きちんと教えればできる生徒が確かにいます。そのような生徒を伸ばしたいのです。