東京工業大学附属科学技術高校 卒業
東京工業大学 工学部 電気電子工学科 卒業
東京工業大学 大学院 電気電子工学専攻 修了 (修士)
電気機器メーカーで新技術の開発、テレビ中継用デジタル信号処理装置の設計(VHDL)、出荷検査工程の改善を担当。
中学校、高校の物理、数学、化学に最も興味があり、私が中学生、高校生だった時にこのような塾があれば良かったのにと思いこの塾を始めました。
昔の趣味
天体の撮影(大学3年〜会社に勤めていた頃)
雑誌などで見る天体写真を自分で撮りたいと思っていました。構想は小6の頃からありましたが大学3年のときようやく実現しました。
天体の撮影では微弱な光を捉えるためにカメラのシャッターを開けっ放しにする必要があります。カメラを三脚に固定するのでは地球の自転のため天体は画面上で動いてしまいます。そこで地球の自転に合わせてカメラを回転させる装置(赤道儀)が必要です。
商品としての赤道儀は高価なので小6の時に自分で作ろうとしましたが当時の工作の技術では全く足りず完成しませんでした。大学3年の時に自転車のタイヤを使ってとりあえず作れました。これは完全に手動でした。大学院生のとき学内で旋盤、フライス盤の講習を受け、モーターとマイコンを使った自動のものを作りました。
これを持って長野県、山梨県、伊豆によくキャンプに行きました。次はこれを使って撮ったオリオン大星雲とアンドロメダ銀河です。
紙飛行機(会社に勤めていた頃)
羽ばたかずに何分でも飛ぶ鳶を見て、紙飛行機はあのように飛べるのかと思って始めました。
普通紙(コピー用紙)で写真のような機体を作っていました。中は空洞です。
これはとても深いです。揚力を得て安定に飛ぶ(姿勢を自動的に保つ)こと。紙飛行機の場合はさらに、無理と思える要求があります。飛行の始めに勢いよく打ち上げる時は揚力が生じないこと。(揚力が生じると上がらずに宙返りしてしまう。)高く上がって遅くなったところで機体がほぼ水平になり、ここから揚力が生じてゆっくり降りること。
(迎角が一定のとき)速いほど揚力は大きくなります。ところが打ち上げる時(速い時)は揚力が生じず、滑空する時(遅い時)に揚力が生じるという一見無理な要求を満たさなければなりません。
繰り返し飛ばしているとそれは無理ではないことは見えてきました。飛行の始めに地上から打ち上げる方式で、滑空に移ってから10秒間飛んだことはありました。極めた方が作ると高さ30mまで上がり、無風で30秒、風を捉えれば何分でも飛ぶのだそうです。